ヴィクトリア・コレクション ボヌール・ドゥ・ジュール

マホガニー無垢材
年代･様式 : 18世紀後半 後期ジョージアン様式
サイズ : 60x43x117cm
メーカー・ブランド・生産国 : Camerin ヴィクトリア・コレクション
18世紀後半の高級アンティーク家具のリプロダクション。当時は書きもの机は上流階級のステータスシンボルであり、上質で凝ったデザインのものがさかんに製作された。ボヌール・ドゥ・ジュール"Bonheur de Jour"とはフランス語で“今日の幸せ”という意味で女性用の小机のことである。書机と化粧テーブルを兼ね備え、18世紀の蒸留器婦人にとっては欠くことのできない家具であった。愛し合う二人がラブレターを交換することがサロンの習慣になっていたこの時代、婦人たちはベッドルームに置かれた「ボヌール・ドゥ・ジュール」で密かに恋人への手紙をしたためていたのである。

1996年5月19日のロンドンサザビーズのオークションで1790年頃のボヌール・ドゥ・ジュールが出品されたが予想落札価格の4000～6000ポンドを大きく上回る価格で落札された。質の良いアンティークのボヌール・ドゥ・ジュールは人気が高く手数料や諸経費などを除く現地での落札価格自体が高いので日本で本物を手に入れるとなると数百万円になる逸品である。