リプロ ブロンズ像 『グロリア・ヴィクティス-敗者への栄誉』　アントナン・メルシエ

年代･様式 : 1870年代 ロマン派
サイズ : 24x17x50cm　約7.5kg
ひとつ作るごとに型を作成し手作りで仕上げる伝統的な手法で製作された品。海外のアンティーク市場にでまわっているリプロダクションを直接、中国の製作工房から買い付けました。
オリジナル作品は普仏戦争敗北とパリコミューンの混乱の時代に製作されたモデルのリプロダクション。女神が抱きかかえる兵士は作者メルシエの友人の彫刻家アンリ・レノーだといわれている。自国のアイデンティティーを取り戻そうとする機運が高まる中、敗北を称える彫刻がいくつか現れる中、フランスの国民感情を表すものとして1874年のサロンで褒賞を受けた。ロマン主義を意識した作品でプティ・パレ美術館のオリジナルのほかブロンズ作品も各地の美術館に展示されている。




（写真下）　パリ、プティ・パレ美術館のオリジナル作品