世界の名画 複製画 『ポンパドール侯爵夫人』ブーシェ 67x87cm

ロココの女王と呼ばれるポンパドール侯爵夫人の肖像画の中でももっとも有名な作品のひとつで、彼女が35歳のときの肖像画である。フランス史上初めての平民出身の公式寵妃であるとともに外交から内政まで国王ルイ15世に代わり政治を司り文化や芸術にも大きな影響を与えた女性である。ロココ美術とはまさに彼女の様式といううことができ、この肖像画に書き込まれた家具や室内装飾、衣装・書物など様々な付帯品が時代を象徴するもの埋め尽くされている。尚本国のフランスでは絵画の世界でロココ様式と呼ばれることはあるが、他の国で一般に知られているように室内装飾の分野はあくまでルイ15世様式と表現する。この様式の影響を受けた他国のものをロココ様式と呼ぶことが多い。