エコロジー家具とは エコロジー家具の2大条件 @地球環境問題への対応。 A住環境の改善。

家具は本来、私たちの暮らしを快適にしてくれるもの。家族の一員みたいなものでした。しかし、産業革命以降の大量生産品による消費社会への変革は、環境破壊という重大な問題を引き起こしてしまいました。家具も例外ではありません。様々な技術革新のおかげで、私たちは以前とは比べ物にならないほど安価な価格で良質の家具を手に入れることができるようになりました。その反面、森林破壊による地球温暖化、廃材処理問題、塗料や接着剤に含まれるホルムアルデヒドやVOCガスなどの有害化学物質の環境および健康に与える影響など重大な問題を引き起こしてしまいました。
「環境にやさしく、健康によい家具づくり」をテーマに生まれたのがエコロジー家具です。エコロジー家具の条件として、大きく分けると2つのポイントがあります。一つは地球環境問題への対応。もう一つは住む人の住環境の改善です。
最近は住宅メーカーもこの問題に対応しようとして研究を重ねていますが、この2つのポイントをクリアするのはそんなに簡単なことではありません。いろいろ調べてみると「エコロジー」とか「健康」という言葉だけが先行してとても基準をクリアしているとは思えない商品が、これらの言葉が宣伝文句として使っているのが現状です。
@地球環境問題への対応。
製造過程はもちろん、廃材となっても環境に悪影響を与えません
長く安心して使えます
道具としての商品価値を失わないため下取保証いたします

地球と森と人とのいい関係
 森は私たちの暮らしにかかせないものです。人間や車などが吐き出したCO2(二酸化炭素)などの酸化炭素を吸収して、森は空気をきれいにしてくれています。森の中が気持ちいいのは、木が湿度を最適に保ってくれているからです。また、木が朽ちると、その木の栄養分が川こ流れだし、海へとたどりつき、魚の栄養を育むともいわれています。
 今、地球規模の問題のひとつに、木の伐採があげられています。地球から森がつぎつぎとその姿を消しているのです。このまま、木を切り荒らしつづけると、温暖化をはじめ地球環境に大きな影響をおよぽしてしまいます。特に熱帯雨林をもつアジア諸国をはじめ、発展途上国の森林伐採は、かなり深刻な状況です。
 私たち日本は、これまでに“安い”を理由に外国から多くの木材を輸入してきました。日本人が1年に使う木の量は1億m3にもおよぶといわれています。その木材の約70%を外国に頼っています。これは、世界全体の木材貿易量の約60%に達しています。地球上から森が消えているのは日本が原因!なんて言われても仕方がないくらいです。
 最近では、日本は世界でも有数の植林国へと成長しました。しかし、植林管理は、管理の面でも発達したアメリカ・北欧・ニュージーランドなどと比べると、まだまだ一歩も二歩もおくれてしまっています。日本人は昔から、さまざまな「木の文化」を重んじてきました。「木」という存在をもう一度みんなで考え、この問題にたいするしっかりとした答えを示さなけれぱならない時期にきているのではないでしょうか。
材料も含めてその製造過程での環境や製造している人々への影響、取り壊され廃材となったときの環境への影響など非常に多くの視点からから考える必要があります。
 現代のモノ作りの一番の問題点は、使い捨てによる天然素材の一方通行の大量消費にあります。昔は、廃材となっても土に返すことができ、自然の生態系に組み込まれていたのですが、現在の製品は消費される一方で再利用にまわされることはほとんどありません。こういったことから、環境問題を考えるとき、素材選びは非常に重要な要素となります。木材だけでなく、たとえば、塗料などの原料も、ある植物から樹脂を採取したことによって、その植物は枯れることはないか、伐採したとしたら、何年で再生されるか。もし、50年で再生されるとしたら、それを原料とした家具はそれ以上の期間使われなければならない。また取り壊す場合にも、もう一度素材として再利用できるように配慮し、最終的に廃棄するときは、生態系を壊さずに自然に返すことができるか。そうでなければ、環境のリサイクルは成り立たないのです。簡単に言うと「生態系を崩さずに大地に返すことができるかどうか?」がエコロジー家具の条件といえます。
これらをクリアするための最低条件として次のことがあげられます。
A住環境の改善。

室内の空気汚染を大幅に削減
木材の性質を生かし、室内に森の中のような自然を取り入れます

健康はおいしい空気から
 今、一般住宅やマンションでは高気密化がすすみ、私たちの暮らしは以前と比べるととても快適になりました。冷暖房の省工ネなど、気密性の高い住宅は私たちに様々なメリットをもたらしてくれます。その反面、建材等から発生する身体に悪い化学物質が充満するなど、「室内空気汚染」の問題もでてきています。
 室内の空気汚染の主人公にあげられるのはホルムアルデヒドやVOC(揮発性有機化合物)の仲間のトルエン・キシレン。これらの物質は、住宅建材や化学製品だけではなく、家の中の壁面積の1/3も占める家具につかわれている合板・塗料にも含まれています。食器棚の扉やタンスの引き出しをあけた時の、あの独特の臭いもこれらの化学物質が原因なのです。
 人が1日に体の中に取り入れる空気は、重量に換算すると約20kgといわれています。これは、1日に摂取する食品の重量のなんと約10倍!室内の空気がいかにきれいでなけれぱいけないかが理解できます。VOCには神経や内臓の機能に障害を生じさせたりする危険性があり、発ガン性があることも指摘されています。特にホルムアルデヒドは、毎日ロにする食品や、皮膚に直接触れる服に移染しやすいという困った性質ももっているのです。
 現代病といわれるアトピー性皮膚炎・シックハウス症候群・化学物質過敏症の患者が年々増加しています。また、98年の厚生省の発表では、全ガン死亡者のなかで肺ガンが最も多いと報告されており、その原因のひとつに室内の空気汚染が大きく関係している事実も見逃すことができません。
 一般的な家具に使われる接着剤や塗料には、その溶剤に有害な化学物質(VOC:揮発性有機化合物)が含まれています。これらが気体となって室内の空気を汚染し、頭痛やめまい、目の痛みなど、様々な健康への悪影響を引き起こします.その原因のトップに挙げられているのがホルムアルデヒド(液体になるとホルマリンと呼ばれる)なのです。
 空気を汚さない家具を作りたいという思いから、ホルムアルデヒドを含む材料を見直し、家具に使うすべての接着剤を“ノンホルマリン”タイプのものにしています。さらに、接着剤だけでなく塗料もホルマリンをはじめ、トルエン、キシレンなどのVOCを含まない天然植物油ベースのオイルを塗料につかっています。
 植物オイルだから木材が呼吸することができます。その調湿力は、化学塗装の約10〜15倍。木材には「調湿機能」があり、呼吸をすることで空気中の水分を吸収したり発散したりして湿度を“ちょうど’に保ってくれます。しかし、従来までの化学塗装では塗料で木の表面をおおってしまうため、せっかく無垢材をつかっても呼吸が台無しです。
 エコロジー家具は、植物オイルを染み込ませるだけの塗装をしていますので、まさに観葉植物のように木が元気に呼吸しています。湿気による結露もおさえられ、 たとえば、同じ条件でエコロジー家具(シングルベッド・デスク・チェアーなど)を子供部屋におくと、3.0リットル以上の水を吸排出することになります。アレルギーや喘息などの原因であるカビやダニも発生しにくくなります。

日本のエコロジー家具の現状
(この2点をクリアしたとしても、ノンホルマリンの接着剤でも焼却時のガス発生や、ソファなどの充填材、木材の防腐剤など、現時点では商品化するのに難しい問題が、いくつかあります。)この2点はいずれも製造コストに直結するためエコロジー家具の価格はふつうの家具よりは高くなります。また、製造技術が高くないといけない上、無垢家具の特性やメンテナンスの知識もしっかりと消費者に伝えないとクレームにつながるため、しっかりと研究しているところほどエコロジーという言葉を前面に押し出して宣伝するのはさけて、信頼できる販売店のみでゆっくりと広めていこうという気持ちが強いようです。
当社にとっても販売員全員がエコロジー関連の知識をもって消費者にアドバイスできるようになるには至っておらず、日野店に専門のスタッフを置いて、詳しい説明をできるよう努力しております。また、販売店の責任として当社がエコロジー家具として販売した商品につきましては、お買い換えの時に販売価格の50%で下取りさせていただき、商品として再流通し、廃材とならないようにいたします。


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